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 本サイトにはオーディオシステムの忠実性を向上させるあらゆる技術を掲載しています。中でも紹介させていただきますラダー型オーディオケーブルは、特許技術として査定され 現在お使いのオーディオシステムの忠実性向上を担保いたします。納得のいくまで滞在ください。
特許番号:第3753431号
製造:日本国



特許構造のラダーケーブルへようこそ
Pure Audio Components PAT3753431
Ladder-type audio cable
   
The world's first patent assessments, Ultra high resolution ladder-type audio cable
PAT3753431 The ladder type audio cable is registered with the Patent Office
marucho engineering

Ultra high resolution ladder-type audio cable

電力供給線路における電線の許容電流及びヒューズ、配線用遮断器
多段梯子導体軸方向分割絶縁体構造伝送線路 開発資料より抜粋掲載


Pure Audio Components PAT3753431



1)ヒューズの特性
ヒューズは過電流遮断器とも言われるように、回路に過電流が流れたとき、機器や配線の加熱を防ぐために自動的に溶けて切れ、過電流を遮断する安全装置のことをいう。屋内配線には、糸ヒューズ、板ヒューズ、筒形ヒューズが用いられる。
ヒューズの特性は次のとおり。
@水平に取り付けた場合、定格電流の1.1倍の電流に耐える。
A定格電流の1.6倍および2倍の電流を流すと以下の表に示した時間内に溶断する。
ヒューズの溶断時間(電機設備技術基準第38条による)

定格電流の区分   最大溶断時間  定格電流の1.1倍
 定格電流の1.6倍  定格電流の2倍
 30[A]以下   60分  2分 溶断しないこと      
 30[A]を超え60[A]以下   60分  4分
 60[A]を超え100[A]以下  120分  6分
 100[A]を超え200[A]以下  120分  8分

2)配線用遮断器の特性
開閉器と過電流遮断器とを兼ねるもので、ノーヒューズブレーカー(NFB)とも呼ばれる。
配線用遮断器は次のような特性をもつ。
@定格電流では自動的に動作しない。
A定格電流の1.25倍および2倍の電流を流すと以下の表の時間内に自動的に作動する。
配線用遮断器の作動時間

定格電流
[A] 
 時間
 定格電流の1.25倍の電流  定格電流の2倍の電流
 30以下  60分 2分
 50以下  60分  4分
 100以下  120分  6分
 225以下  120分  8分

3)電線の呼び方
 電線の太さは、単線は直径[o]で表し、より線は公称断面積[o2]で表す。より線の素数の数をn、素線の直径をd[o]とし、素線構成をn/d[本/o]とすると、公称断面積は次の式で表される。
公称断面積=(πd2/4)×n [o2]
単線は導体の直径[o]で表し より線は公称断面積[o2]で表す。


4)より線の素線構成と許容電流
 絶縁電線として使用するより線を、同心より線という。同じ太さの素線を何層か積み重ねてよったもので、通常、中心の1本の周囲に各層6本ずつ増加するものが多い。以下の表はより線の素数構成と許容電流を表す。
(注)直径3.2[o]の素線の断面積は3.22×π/4≒8[o2]電線の素線構成と許容電流

  より線  単線
 公称断面積[o]  素線数[本]/直径[o]  許容電流[A]  直径[o]  許容電流[A]
 2 7/0.6   27 1.6 27 
 3.5 7/0.8  37 2.0 35
 5.5 7/1.0 49 2.6  48 
8 7/1.2 61  3.2  62 
14  7/1.6  88  4.0  81 
22  7/2.0  115  5.0  107 

4)移動電線
電気使用場所に施設する電線のうち、造営物に固定しないものを移動電線という。
@300V以下の電球線はビニルコード以外のコードかビニルキャプタイヤケーブル以外のキャプタイヤケーブルであり、断面積が0.75[o2]以上のものを使用する。
A湿気の多い場所、水気のある場所、水気のある場所で床上で人が触れるおそれがある箇所に施設する場合は、防湿コードまたはゴムキャプタイヤケーブルを使用する。
B電気ひげそり、電気バリカンなどの移動電線を乾燥した場所に用いいる場合は、2.5[m]以下のビニルコードが使用できる。
C使用電圧が300[V]をこえる低圧の移動電線は一種キャプタイヤケーブルおよびビニルキャプタイヤケーブル以外のキャプタイヤケーブルでかつ断面積が0.75[o2]以上のもの。


5)ジュール熱
電流によって、毎秒発生する熱量は、電流の2乗と抵抗の積に比例する。これをジュールの法則といい、発生する熱をジュール熱という。いまR[Ω]の抵抗にI[A]の電流をt秒間流したときに発生する熱量H[J]は、
H=RI2t[J] で表される。
なお、熱量の単位にはカロリー[cal]がよく用いられ、
H=0.24RI2t[cal]で表される。
 例えば、500Wの電気こたつから発生する1時間当たりの熱量は500[W]×0.24×3600[s]=432000[cal]/H 1時間あたり432キロカロリーの熱量となる。
更に例えれば、線路抵抗0.2Ωの電線に5[A]の電流を1時間流した場合の発生する熱量は線路全体で 52×0.2×3600=18kcal/Hとなる。電線が置かれる環境を考慮し毎時18キロカロリーの熱を逃がす必要性がある。
 上式から解るように抵抗値と熱量は比例関係にあり、電流の2乗に比例することも理解できる。


6)電力と電力量
 電流が抵抗中を流れると熱がはっせいするのは、電気エネルギーが熱エネルギーに変わるからである。すなわち、R[Ω]の抵抗にI[A]の電流を流すと、毎秒RI2の電気エネルギーを抵抗に供給したことになる。
 このように、回路に供給または消費される単位時間当たりの電気エネルギーの料を電力(P)といい、単位にはワット[W]が用いられる。
 ここで消費された電力と時間の積が電力量となり
W=Pt=VIt [Ws]と表される。


 考察:以上の資料から、例えば10[A]流れる線路だから許容電流が10Aの電線を使用すれば良いのかと言えばNOであることがわかります。理由は例えば電流遮断器は1.25倍では60分、2倍の電流でも2分間は通電状態であるためこれに耐えうる電線(ケーブル)を選択する必要があります。つまり定格ギリギリのケーブルを使うことは有り得ないことになります。




 本技術詳細では様々な角度からオーディオの音質変化の理由と解決策を記載しております。お客様の理想オーディオの追求に少しでも役立てていただければ幸いでございます。最後までお読み頂き有難うございました。

参考図書
■第2種電気工事士ポイントレッスン 相模台工業高校教諭 長田利彦


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Pure Audio Components PAT3753431 Ladder-type audio cable
この技術詳細ページでは、ラダー型ケーブル開発時における実験結果と試作品資料の中から、オーディオシステムの音質に直結する項目を抜粋掲載しています。
■ラダー型オーディオケーブルは、全てのオーディオケーブルが本質的に持っているマイナス要因を排除することに徹した技術思想から生まれ、2005年特許として査定された、はしご型構造を特徴とするオーディオケーブルです。
■オーディオケーブルが持っている固有の音色は絶縁体特有の特異な性質にあり、誘電体歪と呼ばれています。
同軸ケーブルを梯子状に組み上げることによりオーディオケーブル固有音を極限まで排除することが可能となりました。
1&2:シース
3:固定具
4:梯子線
7:中心導体絶縁物A
8:中心導体絶縁物B
9:外部導体絶縁物C

上:線路ホットライン
下:線路グランドライン
左:信号源側
右:負荷側
 
梯子型線路音響ケーブル基本構造図
■上図は3段梯子型オーディオケーブルの基本構造図
上図左が信号源側、右が負荷側。上がホットライン、下がグランドライン(閉回路の基準電位)となります。
オーディオケーブルが延々と長い場合、上図はしご構造が延々と続く構造です。
■梯子型オーディオケーブルは 絶縁物(絶縁体)から発生するケーブル固有音(誘電体歪音)が梯子の段数に反比例し、結果的にオーディオケーブルが持つ固有音が桁違いに減少する構造です。
■基本構造図はさらに進化を遂げ、高解像度高忠実性を有するオーディオケーブル製品として発売しています。
導体軸方向分割絶縁体構造シールド線
本線路構造は単体においても高い忠実性を有していますが、ラダー構造との組み合わせにより付帯音排除に極めて有効に働き、ラダー型ケーブルを不動のものにしています。
本技術はサイトにてご紹介していますラダー型オーディオケーブル全製品に採用しています。
■ラダー型構造の用途:
スピーカーケーブル ラインケーブル ヘッドフォンケーブル デジタルケーブル カーオーディオ ホームシアターその他正負非対称で周期性を有しない信号伝送線路。
■音質改善効果:オーディオアンプ、CDプレーヤー、スピーカー等オーディオシステムが有する解像度向上と音質改善効果

■使用可能範囲:
楽器ギターケーブル バッチコード スピーカーケーブル  録音スタジオ コンサートホール ホームシアターシステム カーオーディオ
■開発時に使用した導電体素材:
銀 銅(軟銅線) 結晶構造導体(PCOCC LCOFC 5N 7N) メッキ材(錫メッキ 銀メッキ 金メッキ 銅メッキ)
■開発時に使用した絶縁体素材:
ポリエチレン テフロン 塩化ビニール 松脂(ロジン) 発泡ポリエチレン ゴム シリコーン パラフィン
■開発時に使用した主な音響機器メーカー名及びブランド名「アンプ スピーカー CDプレーヤー 測定器 ケーブル 試作部材など含む」:(順不同 敬称略)
オーディオテクニカ ベルデン(belden) モンスターケーブル (monster cable) アクロリンク(acrolink) AET オーディオクラフト オーディオクエスト サエク デノン(denon ) フォステクス(fostex) IXOS JBL キンバーケーブル(kimber kable) カルダス(Cardas Audio) ワイヤーワールド(WIREWORLD) モガミ電線(mogami) リン(LINN) ラックスマン(luxman) MIT モニター(monitor) オルトフォン(ortofon) シュアー ローランド タンノイ(tannoy) ディアック(エソテリック) SME ダイヤトーン B&W アクロテック(acrotec) ヴァンデンハル(van.den.hul) ソニー(sony) パイオニア(pioneer) オンキョー(onkyo) ヤマハ(yamaha) ビクター ケンウッド マランツ(marantz) アキュフェーズ(accuphase) フィリップス ボーズ(bose) サンスイ(sansui) アルティック(altec) マッキントッシュ WE フジクラ カナレ 三菱 ジャパンエナジー 住友 日立 シャープ パナソニック(ラムサ) 平田電機製作所(タンゴ) 日本バーブラウン
■開発時に使用した主なデジタルアナログ音響機器:
CDプレーヤー スーパーオーディオCD DAコンバータ CDトランスポート LPレコードプレーヤー コンデンサースピーカー ダイナミック型スピーカー ホーンドライバー MCカートリッジ MMカートリッジ マイクロフォン オーディオ用PA用各種アンプ、ミキサー ヘッドフォン 電気楽器


ラダー型ケーブルネット通信販売元:マルチョウエンジニアリング